雨のあと。
大雨の被害が報道される中ですが、こちらは、長雨がやっと上がり、久しぶりに晴れました。涼しい風は、じきに金木犀の香りを運んでくるよと約束してくれているようでした。
休日。眠い。とても眠い。体に触れる微風が、そのまま催眠術かなにかのように、わたしの瞼を閉じさせます。うとうとしては動き、またうとうとしては動くという、睡魔に牛耳られたような1日でしたが、気持ちは夢見がちで、幼くほどかれた時間を寛いで過ごせていたように思います。
それは、意外にも、老獪な賢者のような心持ちと逆説的につながっていけそうに感じられなくもありません。「赤子」の中に賢者の面影を見ることがあるのと似ています。たくさん、眠らなければならないのには、なにか訳があるのでしょうか。おのれの深層に降りてゆく疲れは眠りによってしか回復できないのでしょうか。
そういえば、昨日、あるかたが、「臨死体験」について話されていて、自分はそれを経験したことがないけれど、実際に死ぬときに体験できるかもしれないから人生最後の楽しみにしているよとおっしゃったのが、ちょっとシニカルながら、印象的でした。
昨日は午前10時から19時まで同じ座席でみっちりと授業があり、「エコノミー症候群」になってしまうのではないかと冗談交じりに思うほど疲れましたが、同じように机を並べる仲間たちが、みな平然とした顔をしているので、この持続力ってなんだろうかと、不思議なほどでした。宿題をするために、2時間くらいしか寝ずに出かけてゆきましたが、徹夜というかたもいらっしゃったので、ちょっと嬉しかった。今、自分の職場で、仕事のことを考えて自発的に徹夜するような気合いのある仲間はおそらくいなくて(その必要もないのですが)、自分の純粋な知的欲求のために人が苦労する姿を、しばらく見た記憶がないからです。もっと、わたしも苦しめる。苦しまないと、出会えない世界もあるのかもしれません。
「あなたのなかでは、知ることと、自由が結びついているのですね」
自分では考えてもみなかったことでしたが、そのようにおっしゃってくださったかたがいました。自分が自由になるためには、どのように生きて行けばいいのか、その言葉が教えてくれているように思えました。むしろ、わたしは、常々、そのように表明しているのに、それに自分自身で気づいていなかったということなのかもしれません。
※「知ることと自由が結びつく」のは何もわたしに限ったことではないかもしれませんね。書いていて思ったのは、「報道」ということでもありました。「知らされない」国民に、本当の「自由」はないのです。
休日。眠い。とても眠い。体に触れる微風が、そのまま催眠術かなにかのように、わたしの瞼を閉じさせます。うとうとしては動き、またうとうとしては動くという、睡魔に牛耳られたような1日でしたが、気持ちは夢見がちで、幼くほどかれた時間を寛いで過ごせていたように思います。
それは、意外にも、老獪な賢者のような心持ちと逆説的につながっていけそうに感じられなくもありません。「赤子」の中に賢者の面影を見ることがあるのと似ています。たくさん、眠らなければならないのには、なにか訳があるのでしょうか。おのれの深層に降りてゆく疲れは眠りによってしか回復できないのでしょうか。
そういえば、昨日、あるかたが、「臨死体験」について話されていて、自分はそれを経験したことがないけれど、実際に死ぬときに体験できるかもしれないから人生最後の楽しみにしているよとおっしゃったのが、ちょっとシニカルながら、印象的でした。
昨日は午前10時から19時まで同じ座席でみっちりと授業があり、「エコノミー症候群」になってしまうのではないかと冗談交じりに思うほど疲れましたが、同じように机を並べる仲間たちが、みな平然とした顔をしているので、この持続力ってなんだろうかと、不思議なほどでした。宿題をするために、2時間くらいしか寝ずに出かけてゆきましたが、徹夜というかたもいらっしゃったので、ちょっと嬉しかった。今、自分の職場で、仕事のことを考えて自発的に徹夜するような気合いのある仲間はおそらくいなくて(その必要もないのですが)、自分の純粋な知的欲求のために人が苦労する姿を、しばらく見た記憶がないからです。もっと、わたしも苦しめる。苦しまないと、出会えない世界もあるのかもしれません。
「あなたのなかでは、知ることと、自由が結びついているのですね」
自分では考えてもみなかったことでしたが、そのようにおっしゃってくださったかたがいました。自分が自由になるためには、どのように生きて行けばいいのか、その言葉が教えてくれているように思えました。むしろ、わたしは、常々、そのように表明しているのに、それに自分自身で気づいていなかったということなのかもしれません。
※「知ることと自由が結びつく」のは何もわたしに限ったことではないかもしれませんね。書いていて思ったのは、「報道」ということでもありました。「知らされない」国民に、本当の「自由」はないのです。
by kokoro-usasan
| 2015-09-11 18:41
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