ナシオン
少し凌ぎやすい朝だった。長崎からの中継を見ていた。
テレビを消して自室に戻り、パソコンを開くと、ドイツの知人がそのブログで「デモ」について触れていたので読んだ。フランスやドイツのデモが大方どのようなものであるか、ある日本人の文章を紹介してくれていた。
國分功一郎氏の文だ。
スタジオジブリ小冊子『熱風』2012年2号「デモ」特集号掲載
デモについて
実は、これを読んで懐かしくなった。ナシオン広場。かつて、ほんのわずかな期間だが、パリに滞在していたとき、アレクサンドル・デュマ通りにあるアパルトマンの最上階の部屋にいた。ほとんど、地理的なことの何もわからぬまま、そこにたどり着いたので、朝、迷子覚悟で散歩に出たりしたのだが、少し歩くと、ナシオン広場があった。アパルトマンをナシオンとは反対方向に向かうと、そこはペール・ラシェーズ墓地というロケーションだった。滞在中に、デモはなかったので、ナシオン広場の印象は、なにか手持ち無沙汰に広いという感じだったが、日本と違うのは、「大きな交差点」のようなそれが、日本のように、「自動車のための交差点」には見えず、「人が集まる場所」というニュアンスを、異邦人のわたしにもありありと感じさせる雰囲気を持っていたということだろうか。「民衆」というものが、伝統的に存在していることを、何故か強く感じさせる不思議な空間だった。(まぁ、パリはどこもそうなのだけど)
ナシオン・・・。懐かしいな。
テレビを消して自室に戻り、パソコンを開くと、ドイツの知人がそのブログで「デモ」について触れていたので読んだ。フランスやドイツのデモが大方どのようなものであるか、ある日本人の文章を紹介してくれていた。
國分功一郎氏の文だ。
スタジオジブリ小冊子『熱風』2012年2号「デモ」特集号掲載
デモについて
実は、これを読んで懐かしくなった。ナシオン広場。かつて、ほんのわずかな期間だが、パリに滞在していたとき、アレクサンドル・デュマ通りにあるアパルトマンの最上階の部屋にいた。ほとんど、地理的なことの何もわからぬまま、そこにたどり着いたので、朝、迷子覚悟で散歩に出たりしたのだが、少し歩くと、ナシオン広場があった。アパルトマンをナシオンとは反対方向に向かうと、そこはペール・ラシェーズ墓地というロケーションだった。滞在中に、デモはなかったので、ナシオン広場の印象は、なにか手持ち無沙汰に広いという感じだったが、日本と違うのは、「大きな交差点」のようなそれが、日本のように、「自動車のための交差点」には見えず、「人が集まる場所」というニュアンスを、異邦人のわたしにもありありと感じさせる雰囲気を持っていたということだろうか。「民衆」というものが、伝統的に存在していることを、何故か強く感じさせる不思議な空間だった。(まぁ、パリはどこもそうなのだけど)
ナシオン・・・。懐かしいな。
by kokoro-usasan
| 2015-08-09 13:10
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閉じられていないもの
by kokoro-usasan
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