くまちゃんが来た。
この拙いブログに時折コメントを寄せてくださるネット仲間のめざさんから、「男手」が送り込まれてきた。なまえは「くまちゃん」というらしい。ビンやペットボトルの蓋を、軽々と開けてくれる頼もしい助っ人である。実は、蓋を開けることに関しては、わたしも「くまちゃん」に勝るとも劣らない怪力の持ち主なのであるが(晩年の父がよくわたしになめ茸の壜を差し出し、開けてくれ、と頼んだものである。えいっ!)、しかし、これからは、楚々として、「くまちゃん」のお世話になろうと思うのであった。ありがとう、めざさん。
天気予報が、お天気は午後から「下り坂」ですというのを聞きながら、そういえば、お天気はこれから「上り坂」です、とは、ついぞ聞いたことがないなと思った。人生は重い荷を背負って長い坂を上るがごとしと言った徳川家康(でしたっけ?)のような心がけとは無縁な存在なのかもしれない。そんなことを言ってる私の脳味噌は、かなり下り坂である。
先日岩波から出た「知の巨匠 加藤周一」を、翳ってゆく部屋の中で読んでいたが、加藤周一本人の著作を読むよりも、やはり面白くない。それがちょっと寂しく思える。この本は加藤周一と縁のあった著名人が、故人を偲んで開いた講演の内容をまとめたものだが、個人的には、池澤夏樹の文章が一番、体温があってよかった気がする。
天気予報が、お天気は午後から「下り坂」ですというのを聞きながら、そういえば、お天気はこれから「上り坂」です、とは、ついぞ聞いたことがないなと思った。人生は重い荷を背負って長い坂を上るがごとしと言った徳川家康(でしたっけ?)のような心がけとは無縁な存在なのかもしれない。そんなことを言ってる私の脳味噌は、かなり下り坂である。
先日岩波から出た「知の巨匠 加藤周一」を、翳ってゆく部屋の中で読んでいたが、加藤周一本人の著作を読むよりも、やはり面白くない。それがちょっと寂しく思える。この本は加藤周一と縁のあった著名人が、故人を偲んで開いた講演の内容をまとめたものだが、個人的には、池澤夏樹の文章が一番、体温があってよかった気がする。
by kokoro-usasan
| 2011-05-22 21:37
| 気になるこの子
|
Comments(2)
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めざ
at 2011-05-23 02:14
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はやり怪力でございましたか。
ワタクシもこう見えて、瓶のふた開けはたいがいだいじょうぶで、ダメなときでも輪ゴムでもありゃ楽勝なんですが、近頃はペットボトルが苦手になりましてねぇ。
疲れた時の栄養ドリンクの蓋はもっとも苦手とするところ。
話は元に戻りますが、田舎の家には、なーんと乞食(なんて言いきっちゃっていいのかな)の人も来てたよ。
おばあちゃんが残りご飯をおむすびにして持たせてあげたりしてました。
小学校高学年のころ玄関に人が来たので出ていくと見知らぬ男性が。
「どちらさまですか?」
「もらいです」
「ちょっとお待ちください」「おかあさぁ~ん、もらいさんが来たよ。」
呼ばれた母は、知り合いの諸井さんが来たと思っていそいそと出てきて腰をぬかさんばかりに驚いたらしい。
もらいさんも、丁寧に取り次がれたりしてびっくりしたかも。
冬場は雪に埋まる地方だから、多分、夏の間に1年分を稼ぐ必要があるんだろうと思いますが、かなり積極的な人ですね。
あと、托鉢のお坊さんも来ました。
ワタクシもこう見えて、瓶のふた開けはたいがいだいじょうぶで、ダメなときでも輪ゴムでもありゃ楽勝なんですが、近頃はペットボトルが苦手になりましてねぇ。
疲れた時の栄養ドリンクの蓋はもっとも苦手とするところ。
話は元に戻りますが、田舎の家には、なーんと乞食(なんて言いきっちゃっていいのかな)の人も来てたよ。
おばあちゃんが残りご飯をおむすびにして持たせてあげたりしてました。
小学校高学年のころ玄関に人が来たので出ていくと見知らぬ男性が。
「どちらさまですか?」
「もらいです」
「ちょっとお待ちください」「おかあさぁ~ん、もらいさんが来たよ。」
呼ばれた母は、知り合いの諸井さんが来たと思っていそいそと出てきて腰をぬかさんばかりに驚いたらしい。
もらいさんも、丁寧に取り次がれたりしてびっくりしたかも。
冬場は雪に埋まる地方だから、多分、夏の間に1年分を稼ぐ必要があるんだろうと思いますが、かなり積極的な人ですね。
あと、托鉢のお坊さんも来ました。
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kokoro-usasan at 2011-05-23 14:25
リクツっぽい話になってしまって恐縮なんですが、子供のころって、大人の「ほころび」を見つけると、そのときは意味がよくわからなくても、大人になってから、「あぁ・・・そういうことか」ってわかってきて、それは、小説を読む醍醐味にも少し似ているカナァって思います。「ほころび」って、中々奥深いですよね。
ところで、いまさらですが、わたしは、「お新香」が好きになってきました。子供のころは、嫌いだったんです。でも、塩分が気になる歳になって、お新香が好きになりましたっていうのも、困りましたね。笑。
ところで、いまさらですが、わたしは、「お新香」が好きになってきました。子供のころは、嫌いだったんです。でも、塩分が気になる歳になって、お新香が好きになりましたっていうのも、困りましたね。笑。
閉じられていないもの
by kokoro-usasan
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