日記帳
今年もあと2ヶ月というところに来てしまった。一応日記帳を毎年更新しているのだけれど、年によって、ぎっしり書き込まれている年と、失踪でもしていたのかと自分で困惑するくらい書き込みのない年がある。白紙が多い年は、それなりに理由があるのだろうが、書き込まれていないので、何年かすると、その理由も忘れてしまう。
今年も結構空欄が多い。いや、空欄だらけだ。現実に起こっていることの悩みが深すぎると、日記でその事実に向き合う気力もなくなるのだろうか。悩んでいることを切々と書けるときは、まだ、その悩んでいる自分を、たとえ自虐的にであってさえ、美化する余裕があるのかもしれない。今年はもう自虐的になっている余裕すらなく、家族を守り支えることに費やされた。その困難は今も続いているけれど、家族というものを考える上で、自分がまだ未熟であることにも直面したし、今後ますます、そこに気づかされることも多いに違いないと思う。だが、気づかないでいるよりも、それは、どんなにありがたいことかとも思えるのだ。
家族の寿命もそうだが、自分自身の寿命もそうはるか遠い未来ではない年齢になり、今年もつい先日、来年の日記帳を(いつも同じもの)買ったのだけれど、そのとき、ふっと、心細い気持ちを抱くようになったことは、若い頃にはなかった感覚かもしれない。
なんだか、森と水のあるところに
行ってみたいなぁ。
そうだ、来年は森に行こうかな。
鬼が飛び上がって笑うほど、気の早い話をしてしまった。
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今年も結構空欄が多い。いや、空欄だらけだ。現実に起こっていることの悩みが深すぎると、日記でその事実に向き合う気力もなくなるのだろうか。悩んでいることを切々と書けるときは、まだ、その悩んでいる自分を、たとえ自虐的にであってさえ、美化する余裕があるのかもしれない。今年はもう自虐的になっている余裕すらなく、家族を守り支えることに費やされた。その困難は今も続いているけれど、家族というものを考える上で、自分がまだ未熟であることにも直面したし、今後ますます、そこに気づかされることも多いに違いないと思う。だが、気づかないでいるよりも、それは、どんなにありがたいことかとも思えるのだ。
家族の寿命もそうだが、自分自身の寿命もそうはるか遠い未来ではない年齢になり、今年もつい先日、来年の日記帳を(いつも同じもの)買ったのだけれど、そのとき、ふっと、心細い気持ちを抱くようになったことは、若い頃にはなかった感覚かもしれない。
なんだか、森と水のあるところに
行ってみたいなぁ。
そうだ、来年は森に行こうかな。
鬼が飛び上がって笑うほど、気の早い話をしてしまった。
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by kokoro-usasan
| 2017-10-26 01:45
| 日々
閉じられていないもの
by kokoro-usasan
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