水蒸気
きのうは府中市美術館に「若林奮 飛葉と振動」展を観に行った。去年、同じ美術館の「マリー・ローランサン」展を観に行ったときにした失敗を、また繰り返してしまった。行き先は同じだけれど、経路が美術館とはまったく別方向の路線に乗ってしまったのだ。次の停留所で降りて、走って戻る。一度ならずも、二度とは・・・。鬼門だ、鬼門だと心でつぶやく。
「犬から出る水蒸気」という作品が、わたしには面白かった。この作家は、「視覚」に対して、とてもストイックなのだなと思う。なにが、見えるか、なにが見えないのか、見えないが「ある」ということに、視覚が働きかけられるとすれば、それは、どのようにか、といった問いかけを感じながら、館内を歩いた。
ものすごく、語弊があるかもしれないのだけれど、けしてからかうような意味ではなく、ふと、「男の子だな」と思ったのだ。「わかりたい」という想念のありかたが、女性の友人たちよりも、男性の友人たちの顔を思い出させたからだ。時にそれをかけがえなくきれいだなぁと思い、時にそれを、遠回りすぎるんじゃないのと思ってきた、自分の人生を振り返った。
「犬から出る水蒸気」を思い出すと、なにかいとしいような気持ちになる。
「犬から出る水蒸気」という作品が、わたしには面白かった。この作家は、「視覚」に対して、とてもストイックなのだなと思う。なにが、見えるか、なにが見えないのか、見えないが「ある」ということに、視覚が働きかけられるとすれば、それは、どのようにか、といった問いかけを感じながら、館内を歩いた。
ものすごく、語弊があるかもしれないのだけれど、けしてからかうような意味ではなく、ふと、「男の子だな」と思ったのだ。「わかりたい」という想念のありかたが、女性の友人たちよりも、男性の友人たちの顔を思い出させたからだ。時にそれをかけがえなくきれいだなぁと思い、時にそれを、遠回りすぎるんじゃないのと思ってきた、自分の人生を振り返った。
「犬から出る水蒸気」を思い出すと、なにかいとしいような気持ちになる。
by kokoro-usasan
| 2016-02-03 13:00
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