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きらきらは、消えない。

職場のおじさま方が(・・・と書くと、自分は若い娘のようですが、わたしもおじさまたちよりは
かなり年下ではあるものの、世間ではすでにおばさまの域)、今日は妙に生き生きと
「雪かき」にいそしんでおられました。「高橋さぁん!珈琲みっつ、ぷりーず!」なんて、窓の
向こうで笑顔で叫んでいます。はいはい、御待ちくださいませよぉ。

わたしもできるなら、外に飛び出して、一緒に雪かきしたいでござりますぅ、ついでに
雪だるまも作りたいのでありまするよぅ、と心の中で悶えながらも、珈琲みっつご用意。
(おじさまたちが、みんな、子犬のように出払ってしまったおかげで、こちとら、
 実は、朝からひとりで一手に仕事をこなし、非常に忙しいのだが・・・。)

それでも、なんだか、いつもは時々不機嫌そうな年配の男性陣が、かっかっかと
笑いながら、戻ってくるのを出迎えるのは、ちょっと、楽しい。

雪があまり降らない東京のような場所で、年に一度や二度程度の「雪かき」は
北国のひとたちには申し訳ないくらいに、ちょっとわくわくする出来事なのだ。
さすがに、雪だるままでは作っていなかったが、声が弾む先輩達の様子を眺め
ながら、「あした、筋肉痛になりますよ」などと幸せな憎まれ口をきいてみたりした。
「きょうの珈琲、うまいねぇ~~」
(スミマセン・・・。今日、豆がなくて、インスタントだったんですけど・・・。)
きらきらは、消えない。_e0182926_20514221.jpg

                         帰り道で出会った「雪子さん」
                       「アタクシ、モウ、里ニ帰ラセテイタダキマスワ」
                          なんとなく懐メロチックな憂いを漂わせて。


※千里さんのブログで、懐かしいeZのDVD化が始まる旨を知り、じんとくるものあり。
  あの時代のエピック。坂西さん。遠く遠くへ行ってしまっていたものたちが、また、
  手繰り寄せられるかのようだ。それは切ないことでもあるけれど、そこからまた始まる 
  何か、somethingを願う人たちが、けっして少なくはないのだということを信じてみたく
  なるのだ。
  
  
  
by kokoro-usasan | 2010-02-02 21:03 | つぶやき | Comments(0)


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